1: オムコシ ★ 2015/10/27(火) 11:46:21.74 ID:???.net
「トヨタ86」(ハチロク)が気になっている人が増えているという。
この「ハチロク」という名前、クルマ好きでなくても聞いたことがあるかもしれない。
現役の「トヨタ86」は2012年に発売された250~300万円前後で買える4人乗りの小型FRスポーツカー。
トヨタとスバルで共同開発された2.0Lの水平対向エンジンは、最高出力200PS/7000rpmを発揮する。
このクルマの名前の由来が、1983~1987年にカローラレビン/スプリンタートレノの車名で販売されていた型式番号「AE86」(エーイー・ハチロク)だ。
■型式で呼ぶのがツウ マンガやゲームにも出たハチロク
現在でもその名残はあるが、昭和の時代には走り屋志向の一部車種に関しては、型式で呼ぶのがツウであり、中でもハチロクは「型式呼び」が最もポピュラーな車種であった。
というより、むしろ「AE86」を「ハチロク」と呼ぶことから、「型式呼び」が広まったといえる。
R32(スカイラインGTR)、S13(シルビア)、FD(RX-7)など、他にも型式呼びがポピュラーな車種はあるが、86ほど一般的になってはいない。
多くの人が「ハチロク」を知ったきっかけは、『週刊ヤングマガジン』
で1995年から2013年まで連載された漫画『頭文字D』(イニシャル・ディー、しげの秀一著、全48巻)がきっかけだろう。
主人公が、父が営む「藤原とうふ店」の配送を手伝いながら、店名の入った白黒2色の「AE86」(ハチロク)
スプリンタートレノで峠を攻めるという人気漫画で、アニメ、映画化もされている。
このAE86が人気を集めた理由は2つある。まずエンジンこそ新型だったものの、
サスペンションなど前の型からの流用も多く、チューニングしやすいFR車だったことだ。
もう1つは、AE86を巧みなハンドル操作で駆って成績を残した、レーシングドライバーの土屋圭市氏の功績だ。
“ドリキン”(ドリフト・キング)と呼ばれており、現在でもAE86を所有し続けているほど、86に惚れ込んでいるという。
■名前は引き継いでいるがコンセプトは別モノ
現行の「ハチロク」は、名前こそAE86を引き継いでいるものの、コンセプトはまったく異なっている。
エクステリアのライン、2.0L水平対向エンジンなど、現在にふさわしい小型FRスポーツを一から作り直している。
昔のAE86は走り屋に人気があり、チューニング業界が大いに盛り上がったが、現在では自らチューニングする人は減っている。
メーカーも最初からエアロパーツをつけたものや、ファッション・カスタマイズされたパッケージ商品を出してクルマ乗りの心をくすぐっている。
■MT車のレンタルサービスで「ハチロク」「ハコスカ」に
このハチロクブーム再燃を後押ししているのが、新たに生まれたレンタルサービスだ。
「おもしろレンタカー」や「fun2drive(ファン・トゥ・ドライブ)」などのMT車がレンタルできるサービスである。
「おもしろレンタカー」は現行車両も含め比較的新しい車種が多い用意。
HONDA「ビート」、日産「シルビアSpecR」、三菱「ランサーGSRエボリューション」、ユーノス「ロードスター」などもそろえている。
レンタル料金は、現行の「86」が1日で1万3400円程度(補償料など別途)、「スプリンタートレノ AE86」が9770円(同)。
ファン・トゥ・ドライブでは、初代Zやハコスカ、ケンメリなど絶版旧車と呼ばれるジャンルも揃えており、
「スプリンタートレノ AE86」は1日(24時間)1万4980円でレンタルできるが、「86」については10月27日現在、提供していない。
いずれのサービスも24時間未満も6時間、9時間などの短時間レンタルにも対応している。
維持だけでも大変な費用がかかるこうしたクルマに「ちょっとだけ乗れる」のは、ファンとしては嬉しいだろう。
特に40代以上のドライバーの中には、昔MT車に乗っていた感覚が忘れられず、1日だけでもMTに乗ってみたいと考える人も多いようだ。
根強いファンが数多く存在する伝説のマシン「AE86」に乗ってみたかったという人は、一度試してみてはどうだろうか。 (ZUU online 編集部)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151027-00000011-zuuonline-bus_all
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